読書感想

感想

読書感想「守護霊刑事」  ドジな名探偵も存在して良いのではないだろうか

「守護霊刑事」著者:藤崎 翔名刑事の孫ということあって、天才的素質を持っていると期待されている主人公(大磯拓真)が次々と難事件を解決していく物語……ではなくて、実は事件を解決に導いているのは主人公の守護霊となった祖母(大磯八重子)だったとい...
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読書感想「帝都あやかし屋敷の契約花嫁」 可愛らしいあやかしが出てくるもふもふな和風ファンタジー

「帝都あやかし屋敷の契約花嫁」著者:江本マシメサあやかしと聞くと恐ろしい妖怪を思い浮かべたりもするのですが、このお話では出てくる妖のほとんどが化けて出る動物という点、それらが可愛らしく語られている点、なんだかどちらかというと癒し系妖怪な物語...
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「アルテミス・ファウル 妖精の身代金」 ファンタジーとSFを合わせたようなダークヒーローもの

「アルテミス・ファウル 妖精の身代金」著者:オーエン・コルファーこの物語にもし一切魔法という言葉が出てこなかったら私はジャンルをSFと勘違いしただろう。こんなにも科学臭さが香るファンタジーが存在していることに驚いた。主人公のアルテミス・ファ...
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「だれも猫には気づかない」 おとぎ話のようなロマンあふれる物語でした

「だれも猫には気づかない」著者:アン・マキャフリー前回も猫が活躍する話だった気がするけど……。とはいえ今回は人語をしゃべる猫ではありません。妖怪ではなく、すばらしい猫です。内容としては良き摂政マンガンが飼っていた猫が、マンガンが世を去った後...
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「目白台サイドキック 女神の手は白い」 隠された謎は事件だけじゃなかった

「目白台サイドキック 女神の手は白い」著者:太田忠司ミステリはさほど読まないのだが、たまに興味が湧きます。この本は多分表紙の絵が気に入って買ってきたのだろう。いつの間にか棚にしまってありました。買って読まずに保管しておく癖なんとかしないとい...
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「鵜野森町あやかし奇譚」 とても良い内容だけど読むのは切なく辛かった

「鵜野森町あやかし奇譚」著者:あきみずいつき主人公とヒロイン、それぞれの心の怪我というか本来あるべき心の状態からの欠如といった方が良いのか。それから回復するまでの話であり、ポップに描かれているのに反して重い内容を扱っている。主人公である朝霧...
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「下町不思議町物語」 小学生だったころを思い出しつつ楽しめて、そして心を温められます

「下町不思議町物語」著者:香月日輪いくつになっても柔軟な心を持つことは大切である。年を重ね周りの事ばかり気にして本当に大切なことを忘れていないだろうか。この本を読むと、そう考えさせられる様だ。子供の頃はもっと純粋に物事を見ることができたはず...
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「水使いの森」 水の魔法をめぐる王道ファンタジー

「水使いの森」著者:庵野ゆき王国モノと師弟子モノを合わせたような話の内容だった。本来であれば一冊では収まりきらなかったのではないだろうかと思われるほどのストーリーだが、綺麗に一冊にまとまっていて素晴らしいなと思った。また、視点もいくつかに分...
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ラノベ「スーパーカブ」 読んだ後バイクに乗ってみたくなった

「スーパーカブ」著者:トネ・コーケンとあるきっかけで中古のスーパーカブを手に入れた主人公の女の子が、原付を手に入れたことで日常にちょっとした変化が起こり始め、成長していく物語。話の内容は欠けているものを埋め合わせるといった王道的物語になって...
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「ドリトル先生航海記」 最初から最後までワクワクが止まらなかった

映画や漫画でドリトルという人物が出てくる作品に共通して動物と話せるということがあり、元はどこからきているのかなとずっと疑問だった。たまたま本屋でこの本を見つけたとき、これがものネタか。という単純な気持ちで購入してしばらく棚の中で寝かせていた...