気軽に見れる映画はないかなと探してたところ、雰囲気を見て良さそうだなと思い『怪盗グルーの月泥棒』を自宅でくつろぎながら鑑賞しました。
コメディ映画として、いたるところに笑えるような演出があり、特にグルーの手下であるミニオン達はよくドジを踏む。カッコいいはずのアクションシーンでさえ何かと笑いを誘ってきて、私は声上げて笑ってました。
悪事をして世間を驚かそうと月を盗む計画をするグルー。性格的にすごく悪そうな感じかといえば、そうでもないと思う。これが主人公としての素質なのかもしれない。 孤児の三姉妹を悪事のために引き取ったのだが、いつの間にか悪事よりも三姉妹の方が優先になっていく。最終的にはハラハラするシーンを経て三姉妹と仲良くなります。悪党なのに何かと正義のような感じでもあり憎めないキャラだなと感じました。
対して敵役のベクターはものすごく嫌味な奴。このキャラがまたいい味を出している。世間を騒がせるほどの悪党らしいが、服装はジャージに生活は陰湿くさい。グルーから「縮ませ光線銃」を奪った後はセキュリティーの高い家にこもってゲームするなど怠けている様子がうかがえる。
肩の力を抜いてみることのできる映画ではあるが、やはり主人公の心の葛藤は存在するものでグルーは計画した悪事と三姉妹と名約束とを天秤にかけることになる。そんな中で、グルーとミニオン達がとった行動がとても良いなと感じました。
日々の疲れから解放される息抜きとして、良い映画鑑賞ができました。